前回に引き続き、赤ちゃんとふたりでのボストンから東京への帰省について、実際に行ってみた反省とコツなどを記録します。
ボストンローガン空港にて
●荷物検査
抱っこ紐かベビーカーが必須です。
私は直前で赤ちゃんを抱っこ紐から降ろしてしまい、赤ちゃんを抱えながら荷物を検査台に乗せたり、靴を脱いだりするのは困難極まりなかったです。赤ちゃんを抱っこするだけで手は埋まってしまったので、列の後ろにいた方にかなり助けていただきました。(空港スタッフで手助けしてくれそうな人は一人もいませんでした...)
●授乳室(nursing room)完備
困ることはありませんでした。詳しい場所はこちら。
トイレに併設の授乳室もあるのですが、私が使用したmamavaという可愛らしい小屋のような授乳室はとても清潔でよかったです。
●ミルク・調乳
日本の授乳室にあるような調乳用のお湯が出る機械やシンクはないので、液体ミルクを用意するか、粉ミルクを持参する場合は水筒にお湯が必要です(機内では調乳はCAさんがしてくださるのでお湯は不要です)。
機内にて
●赤ちゃんの耳抜き
飛行機の高度の変化に伴い、離陸と着陸時には赤ちゃんの耳抜きが必要になりますが、以下の方法があり準備が必要です。
①授乳:座席でするためケープが必要(お隣さんが男性の場合恥ずかしい)
②ミルク:機内に入ったらすぐにCAさんに調乳を依頼
③おしゃぶり:事前に合うものを用意
●ベビーベッド(バシネット)
離陸・着陸・シートベルトサイン点灯時は使用できません(JAL)。その間は、膝の上で赤ちゃんを抱えていなければならず、生後3,4ヶ月ごろまでの首が座っていない赤ちゃんですと、首をずっと支えている必要があり、思いの外大変です。私は赤ちゃんの首の支えがいらないように、姿勢矯正サポート板のようなものを膝の上に乗せ、用途は違いますが即席のゆりかごにしたところ、少しは楽でした。
●おもちゃ
生後3ヶ月くらいだとおもちゃは2,3個で足りました。
成田にて
●飛行機着陸〜到着ロビーまで
結構な距離を歩くため、赤ちゃんを抱っこし荷物も運ぶのは大変なので、荷物は少ないに越したことないと感じました。
成田から宿泊先まで
●移動方法の確認
電車:通勤ラッシュにかぶると大変
高速バス:現在日本では6歳未満の子どもが車に乗る場合はチャイルドシートの設置が義務ですが、タクシーやバスには設置の義務がありません(なのでタクシーには抱っこ紐で乗れます)。しかし、安全面と利便性を天秤にかけて乗る必要がありそうです。
そして、お迎えは絶対来てもらった方がいいです。大人がもう一人いるだけで、赤ちゃんを無事に連れて帰らないと、という長旅の責任感から解放されます。
振り返ってみると、ボストンの家から東京の実家までの約20時間の長旅を、赤ちゃんと二人で乗り切ろうと意気込んでいましたが、結果、私ひとりでは到底無理で、周りの方々の助けを請いながら頼らせていただきました。
私の子供は14時間のフライト中、一睡もしてくれず、泣いてはあやしてのエンドレスで私は精根尽き果てましたが、終わってみれば赤ちゃんも普段変わらず元気に生きているし、もっと気楽にしてもよかったのではと思います。