top of page

コロナでquarantine半年 in サンフランシスコベイエリア① ーコロナ, Black Lives Matter, 熱波, 山火事, 空気汚染ー


コロナ感染者数

今日は9月最終日。あっという間に2020年が駆け抜けていきそうです。

私はカリフォルニアのシリコンバレー、またはサンフランシスコベイエリアと言われる地域に住んでおりますが、コロナウイルス拡大に伴い、3月17日にShelter in Place Orderという外出制限令が発令されてから、半年以上が経ちました。未だコロナは落ち着きを見せず(むしろ加速して拡大している)、会社もリモートワーク、学校はオンライン、公園は遊具が未だに使えない等、様々な活動が制限されています。

それに加え、目まぐるしく次々に問題がやってきて、今となっては山火事の空気汚染で息するのも辛いという、困難に溢れた日々を送っています。

2020年3月からの振り返り

3月1週目: 私の仕事の同僚のデイケア(保育園)の先生がコロナにかかったと聞き、直接繋がりがある方でコロナにかかったと聞くのは初めてだったので、あまりにも身近なことになっていると実感する。

3月12日: 近所のスタンフォード大学が全て授業等をオンラインに切り替えたことを受けて、仕事もオンラインになった。

3月13日(金): 2歳の息子はこの日までデイケアに通っていた。

3月16日(月): コロナが怖くて、息子にデイケアを休ませた。カリフォルニア知事から”明日からShelter in Place Order”を実施するとのアナウンス。この外出制限により、仕事はessntial worker(病院勤務、消防、警察等)を除き基本リモート勤務、デイケア・学校はオンライン、外出はスーパーや薬局に行く場合や体力維持に必要な運動のみ可能でその場合も6フィート(1.6メートル)離れること、飲食店での店内の飲食禁止(テイクアウトのみ)、美容室・ネイルサロン等の禁止、など生活が一変した。

最初は4月7日までの3週間の予定であった.....。。(半年経っても延長を繰り返しているとは....)

5月25日、ミシガン州でアフリカ系アメリカ人の方が警察に押さえつけら不当に殺されたことを発端に、これまでも多くのアフリカ系アメリカ人が警察に殺されたことに対するデモや抗議活動が全米に広がりをみせ、それに便乗した略奪や店舗の破壊等、治安の悪化が一気に加速した。私の家の近くでもデモ行進がされていたり、家から1分ほどの商店街のお店のガラス窓が板で覆われていたりして、かなり物物しかったです。6月頭は、朝起きて窓を開けて外を確認し、目の前の通りで夜に略奪などがなかったか確認してほっとするのが日課になっていました。

8月10日ごろ、今年初めてのheat wave、熱波がやってきました。ベイエリアの気候は夏でも最高30度くらい、朝晩は15度くらいまで下がるので肌寒いくらいです。そのため、多くの家にエアコンがありませんし、暑さ対策などが備わっていません。しかし、この週、最高気温が41度まであがる熱波が到来し、5日ほど相当辛い日々でした。

8月18日未明、朝4時くらい、寝ていましたが地響きのようなザザザザザードドドドドーという騒音で起きました。外は大雨で、それよりも落雷がひどく、まだ日が昇っていないにもかかわらず落雷の光でかなり明るく見えました。2,3時間で収まりはしましたが、この落雷によりカリフォルニアのあちこち(数千箇所)で山火事が発生し、この日の夕刻には煙臭い空気が充満していました。(当初は近所の人がBBQでもやったのかな、とのんきに思っていました。)

9月一週目の週末(9/5,6)、熱波にて41度まで気温が上昇。山火事の鎮火には程遠く、空気汚染がひどい上、暑さで朦朧としてました。

9月9日(水)、

忘れもしませんが、朝起きたら、世界がオレンジ色に。。。空一面が灰色がかったオレンジ色で、太陽が不気味に赤く見えていました。地球とは思えないような、この世界はどこ...?と思うような感覚は初めてでしたし、この異様な光景に強く危機を覚えました。(どこに避難しようかと思いマップを見ても、6時間ほど走らないと山火事がなく、空気が綺麗な世界にいけないことを知り、絶望していました。。)日中でも暗く、車で移動する際も夜間ライトを点けないと見えないほどでした。一方、空気はとても綺麗で、これまで感じた息苦しさがない日でした。

9月10日、この日も前日に続き、オレンジの世界。しかし空気はきれいという不気味さ。

9月11日、この日から空気汚染がひどく、air qualityの指標が150を超える"unhealthy"な日々が続きました(東京で13ほど)。こうなると外出はもちろんできない、窓も開けられない、少しの外気でも目が痛くなったり頭がズキズキしたりする、という過酷な生活で(2歳児のこどもがいるのでなおさら)、日本への一時帰国も視野に入れ始めました。

9月の最終日の今日の時点では、また新たにワインで有名なNapa(サンフランシスコから車で2時間ほど)が山火事で燃えていて、本当に悲しいです。。8月中旬からの山火事の状況は、鎮火が進められていますが、heat waveの度にまた新たな箇所が燃え上がっていて一進一退の状況です。。例年12月まで一切雨が降らない気候なので、いつ完全に鎮火するのか、これ以上カリフォルニアの綺麗な自然を失わないように願うばかりです。

bottom of page