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無痛分娩の勉強会

妊娠出産

アメリカで妊娠したと判明してから、日本で産むかアメリカで産むか考えることになりましたが、夫がアメリカにいるなら一緒の方がいいだろうと漠然とアメリカに決めていました。

他の理由としては、ボストンは日本と同じかそれ以上の医療が受けれることができるため、安心であったからです。

聞いた話では、アメリカでは"里帰り出産"という概念はあまり強くなく、パートナーと一緒に出産を迎え赤ちゃんのお世話をする、というのが根本にあるそうです。

先日、ボストン日本人マタニティサポートグループの助産師さんたちのご好意による、無痛分娩の勉強会に参加させていただきました。

アメリカでは経膣分娩の約8割が無痛分娩で行われるそうですが、同時に出産の33%が帝王切開によるものだということです。(日本の帝王切開率は25%程)

日本では無痛分娩に必須な麻酔科医が病院に24時間体制で常駐するのはなかなか難しいため無痛分娩が普及していない面があるそうです。しかし、アメリカでは分娩に麻酔科医が参加することは当然で無痛分娩が主流になっています。

無痛分娩は名前から"痛くない分娩"と想像してしまいますが、実際には麻酔が効くまでの間、陣痛感覚が10分程度になるまでは自然分娩と同様の経過を辿り痛みを伴うとのことです。

無痛分娩で用いる麻酔は、背中の腰部につけたチューブか注入していくのですが、自分で"痛い"と思った際にボタンを押すことで麻酔薬を追加で注入することができ、痛みを軽減できるそうです(安心ですね!)。

注意点としては、麻酔薬を注入してから効くまでに時間がかかるので(15分程度)、痛いと思ったら我慢せずに早めに麻酔薬を追加していくのがいいとのことです(もちろん、医師の許可した範囲での追加ですが)。

また、無痛分娩で多く用いられる硬膜外麻酔の副作用としては、稀ですが、気分が悪くなったり、頭痛や震えがあるようです。

その他、アメリカで出産されたご経験談として、出産までに必須でしておく3つことをアドバイスいただきました。

1.車のチャイルドシートの購入(車を持っていなくても!)

2.小児科医の決定

3.両親学級(アメリカでは有料! $100程)、ホスピタルツアーに参加

2と3は分業制のアメリカならではで、妊婦健診の病院と分娩をする病院が違うこと、また産科と小児科が異なることから、事前に決めておく必要があるのだなと、まだ何も準備をしていない私は少し焦っています。

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